2007年公開の傑作ヒューマンドラマ。対照的な二人の男が、人生の最後に最高の友情と冒険を見つける物語。ちょっとネタバレ有りなので観る前に内容を知りたくない方は映画を先に観てからこちらを楽しんでください。
対照的な主人公たち
- エドワード・コール（ジャック・ニコルソン）： 傲慢で孤独な大富豪。仕事に全てを捧げ、家族との関係は冷え切っている。
- カーター・チェンバース（モーガン・フリーマン）： 家族想いの勤勉な自動車整備工。夢を諦め、知識だけを蓄積してきた雑学王。
運命の出会い
ガンで同室になった二人が、「棺桶リスト」（The Bucket List）を手に病院を抜け出す決意をする。
バケットリストの魅力
二人のリストには、「荘厳な景色を見る」「涙が出るほど笑う」といった哲学的・内面的な目標と、「スカイダイビングをする」「世界一の美女にキスをする」といった豪快な目標が混在していて面白い。
旅のハイライト
- スカイダイビング： 自由とスリルを象徴する、二人の解放感が伝わるシーン。
- 世界旅行（万里の長城、ピラミッドなど）： エドワードのお金で世界中を飛び回り、人生の壮大さを味わう。
- 感動の瞬間： 旅の途中で、二人がお互いの人生観に影響を与え合い、内面が変わっていく。
旅の終わりと本当の目標
リストを達成した後、本当に大切なものに気づく二人。
- カーター：「赤の他人に親切にする」
- エドワード：「娘と和解する」
真の友情
境遇も性格も正反対な二人が、死という共通のテーマを通して結ばれる、ユーモアと優しさに満ちた男の友情。
エピローグの感動
カーターのメッセージがエドワードの人生を最後まで変える感動的な結末。人生は有限だが、その価値は行動で決まるというメッセージ。
まとめ
リストの達成が、派手な冒険ではなく、「愛する人との和解」と「深い友情の証」として完結することで、「最高の人生」とは、お金や刺激ではなく「人との繋がり」の中にある、というメッセージを強く感じました。
また、エドワードの秘書であるトーマス（マシュー）がいい味出してて、好きです。
皆さんはこの映画からどんなことを感じましたか？コメントで教えてもらえると嬉しいです。
公開年：2007年 ／ 監督： ロブ・ライナー
出演： ジャック・ニコルソン 、 モーガン・フリーマン
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