真っ白な世界に刻まれる情熱。雪像職人たちが1ヶ月にかけた「一瞬の美学」

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今年の雪まつりは閉幕を迎えたらしいですが、76年前の本日、第1回札幌雪祭りが開催されたそうです。

沖縄で生まれ育ち、内地で生活したこともありますが、雪まつりはまだ見たことがなく少し興味があって調べてみましたので共有しますね。

さっぽろ雪まつりの歴史と由来

  • 始まり(1950年):地元の数人の中高生が大通公園に6つの雪像を作ったのがきっかけです。当時は戦後の混乱期で、娯楽が少なかった市民を元気づけるために企画されました。「本当に人が来るのか?」と心配されていたそうですが、蓋を開けてみれば5万人以上の来場者があり、札幌の冬の恒例行事として定着しました。
  • 自衛隊の協力(1955年):第6回から陸上自衛隊が雪像制作に参加。これにより、今ではおなじみの「大雪像」が作られるようになり、スケールが飛躍的にアップしました。
  • 世界へ(1972年):札幌冬季オリンピックが開催されたこの年、「SAPPORO」の名とともに雪まつりも世界中に知られるようになりました。

3つの会場とそれぞれの特徴

例年、以下の3会場で開催されます。

会場名特徴
大通会場メイン会場。迫力満点の巨大雪像や、プロジェクションマッピングが楽しめます。
すすきの会場「氷を楽しむ」がテーマ。幻想的な氷像が並び、夜のライトアップが非常に美しいです。
つどーむ会場体験型会場。巨大なすべり台やスノーラフトなど、雪遊びがメインで家族連れに人気です。

豆知識:

雪像はどうやって作られる?

  • 雪の量: 5トントラックで約3,000台分もの雪が運ばれます。
  • 制作期間: 1月初旬から約1ヶ月かけて作られます。
  • 壊すのも一瞬: まつり終了の翌朝には、安全のためにすべての雪像が重機で壊されます。この「解体ショー」をあえて見に来るファンもいるそうです。

過去の作品

伝説の「神」クオリティ作品

特に技術力が飛躍した近年の作品は、SNSでも大きな話題になりました。

  • ファイナルファンタジーVII(2017年) 「雪のシネマ」と呼ばれたほど精巧な大雪像。スクウェア・エニックス完全監修のもと、クラウドとセフィロスの戦闘シーンが再現されました。世界初の「ハイレゾ音響」とプロジェクションマッピングの融合は、雪まつりの演出に革命を起こしたと言われています。
  • スター・ウォーズ(2015年・2019年) ルーカスフィルムが公認した世界初の大雪像。ダース・ベイダーの圧倒的な威圧感や、最新作のキャラクターが細部まで再現され、海外メディアからも絶賛されました。
  • ストリートファイター(2024年) 記憶に新しい昨年の作品。人気キャラのリュウと春麗が戦う姿を、プロジェクションマッピングでダイナミックに表現。格闘ゲームのスピード感を雪像で出すという難易度の高さが評判でした。

世間を騒がせた「問題作」

意図せず批判を浴びたり、ハプニングが起きたりしたものも存在します。

  • 「氷の水族館」の魚(2017年) すすきの会場の恒例企画「氷の水族館」で、本物の魚(サンマやカニなど)を氷の中に閉じ込めた展示が「残酷だ」「食べ物を粗末にしている」とネット上で大炎上しました。北国の文化として長く愛されてきた展示方法でしたが、時代の価値観の変化により、この年を最後に内容が変更されました。
  • 雪像の崩壊事故(2012年) 「雪ミク(初音ミク)」の雪像が気温上昇の影響で倒壊し、観光客が軽傷を負う事故が発生しました。これを機に、雪像の安全管理が非常に厳格化され、現在の「気温が上がったら即座に解体」という安全第一の運用が徹底されるようになりました。
  • 「何これ?」と言われた初期の作品(1950年代) 第1回の中高生が作った作品は、今のような精巧な彫刻ではなく、雪を積み上げて形を整えた程度のものでした。当時の大人からは「子供の遊び」と揶揄されることもありましたが、それが今の巨大文化の第一歩だったと思うと感慨深いですね。

近年では雪不足が心配される年もありますが、技術の進歩で「人工雪」と「天然雪」を使い分ける職人技で乗り越えているそうです。

調べれば調べるほど、実際に観てみたくなりますね。特に、解体ショーは見てみたいと思いました。

ただ、おじーは雪の降る地方には住めないなぁと思います。千葉にも雪は降り雪かきをしたことがありますが、あれを毎日行うのかと思うと考えるだけで疲弊してしまいます。降雪地方にお住いの皆さんは本当にすごいと思います。

これまで見た雪像の思い出やこういう風に回ったら雪まつりを楽しめるよーといったアイデアがあればコメント等で教えて頂けると幸いです。

それでは、よい一日を。

see you soon.

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