もう通常生活に戻れましたか?
年末年始の休みを長期取れた方はまだリズムを取り戻せてない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
今日は、最近部屋の片づけをしているときに出てきて再読した本の紹介をしたいと思います。
魅力的な登場人物(主要キャラ)
この物語のキャラクターは、私たちの「心のあり方」を象徴しています。
- モモ(主人公)
- ボロボロの服を着た、年齢不詳の小さな女の子。
- 特殊能力は「人の話を聴くこと」。 モモが黙って見つめて話を聴くだけで、相手は自分の本当の気持ちに気づいたり、仲直りしたり、良いアイデアが浮かんだりする。
- 灰色の男たち(敵)
- 全身灰色のスーツを着て、葉巻を吸う不気味な集団(時間どろぼう)。
- 「時間を節約すれば、人生は豊かになる」と人々をそそのかし、浮いた時間を盗んで自分たちの生命維持(葉巻)に使っている。
- ベッポ(モモの親友)
- 無口な道路掃除夫。「一歩、また一歩」と、目の前のことだけに集中して着実に進むことの大切さを知る老人。
- マイスター・ホラ
- 「時間の国」の管理者。人間に時間を配っている不思議な老人。
- カシオペイア
- 30分先の未来がわかる、背中に文字が出る亀。モモを導く。
3分でわかるあらすじ
【モモのいる幸せな暮らし】
ある街の円形劇場の廃墟に、モモという女の子が住み着きます。貧しいけれど、モモの周りにはいつも人が集まり、みんな穏やかで豊かな時間を過ごしていました。「モモのところへ行って聞いてごらん」が街の合言葉になるほどでした。
【忍び寄る「時間倹約」の魔の手】
そこへ「灰色の男たち」が現れます。彼らは街の人々に「無駄な時間を削れば金持ちになれる」と持ちかけます。 親の介護、恋人との語らい、ペットの世話、ぼーっとする時間……これらをすべて「無駄」として切り捨てさせた結果、人々はセカセカと働き、イライラし、心は貧しくなっていきました。 唯一、時間を盗めないモモだけが、彼らにとって邪魔な存在となります。
【時間の国への旅】
灰色の男たちに追われたモモは、亀のカシオペイアに導かれ、時間の源である「マイスター・ホラ」の元へ逃げ込みます。そこでモモは「時間とは、生活を生きるための時計の針ではなく、心の中に咲く花のようなものだ」と教わります。
【時間を取り戻す戦い】
モモはたった一人で、灰色の男たちに立ち向かいます。ホラの力を借りて世界中の時間を「止める」ことで、時間を盗み続けないと生きていけない灰色の男たちを自滅させます。 盗まれていた時間が人々の元へ戻り、世界には再び「ゆとり」と「温かさ」が戻ってくるのでした。
作者が言いたかったこと※(おじーの解釈)
エンデはこの作品を通して、現代社会の「効率化への強迫観念」に警鐘を鳴らした。
「時間は金(カネ)ではない、時間はいのちである」
「時は金なり」と言って時間を節約すればするほど、生活は便利になりますが、皮肉なことに心は痩せ細り、余計に「時間がない」と感じるようになります。 エンデは、「時間を節約することは、実は自分の命(生きる喜び)を削っていることと同じではないか?」と問いかけているように思えます。
節約するのも大切ですが、その節約した時間の使い方を考えてみる。お金もそうですよね。 一生懸命節約して貯めてもいざ使おうとしても年齢の関係で楽しめることが半減したりやりたいことも体力的に無理だったり、恩返ししたい人がもうなくなっていたり、、、。 目的を決めてそれに向けて貯めていかないと、金はあっても心は貧しくなってないか?
「聴くこと」の重要性
モモが世界を救えたのは、魔法が使えたからではなく、「相手の声(そして世界の声)に耳を傾ける力」を持っていたからです。忙しい現代人が失ってしまったのは、立ち止まって誰かの話を聞く、あるいは自分の心の声を聞く余裕なのかもしれません。
「相手の話をよく聞きましょう」これもよく聞く言葉ですよね。わかってはいるけど、中々できません(笑)。でも、逆の視点で考えると、やっぱり話を相手にするときって助言を求めるというより聞いて欲しいという事のほうが多いですよね。
そんな時にありきたりの正論が話し切らない前に返答されたら、もやっとなりますよね(笑) そこら辺も考えたうえで悩んでるし、まだ言いたいこと言ってないんですけど、、、でもこの先話しても返答読めちゃうな、、やめよう、、、みたいな。結局本質的に伝えたいことまでたどり着けないまま終わってしまうことありますよね。
おわりに
この本は私が学生の頃、長期入院することがありその時の担任の先生からお見舞いとしてもらった本です。当時中1の私には難しく感じ今のような考えには至らなかったのですが、節目節目でこの本を見返す機会があり最近の感想がこの記事になります。読む状況やその時にいるフェーズによっても考え方は変わってくると思います。
多分、近くの図書館にも置いてると思いますので気になる方は読んでみて下さい。
自分はこう思ったよ~とか感想など頂けたら幸いです。
see you soon.


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